私たちのような専門職に依頼を考えられる時に一番気になるのは、どのくらい費用がかかるかということではないでしょうか。
境界を確定するためには、以前書きましたようにかなりの工程を要しますので、費用もそれなりにかかります。土地が宅地なのか山なのか、土地の広さや、家が密集しているか、また、隣接の土地がどういう状況なのかなどさまざま要素があって一概に言えません（期待を裏切るようですが．．．）。
ただ、境界が確定して、杭を入れて、お隣と確認に関する書面を取り交わし、地積更正登記なり分筆登記なりで提出する地積測量図が法務局に備え付けれられることによって、土地の境界を公示することになりますので、あなたの土地の付加価値を高めることになります。
どんなトラブルでも辛いと思いますが、境界の問題は難しい方だと聞きますし、トラブルになって何年も悩み続ける方もいっらっしゃいます。いずれにしましても、土地は大切な財産です。あなた自身で守っていかなければいけません。
依頼を受ければあなたの代理人として仕事をさせていただくようになります。境界が確定するまでにはあなたと何度もお話しなければなりませんし、お隣とも一緒にお話もしなければなりませんので、信頼関係を築いていくことが大切になります。
一番いいのは、直接、土地家屋調査士に会って見られることだと思います。会って話をしていくうちに信頼できるのか、あなたと相性が合うかどうかもわかってきます。本当に納得して（費用も含めて）依頼されるべきだと思います。
なかなか会うまでが、と思われるときには、話を聞いてもらうだけで費用が発生するかどうかを問い合わせてみられるのも一つの手だと思います。