登記とは不動産の表示とそれに関する権利を公示することで、国民の権利を守り、取引の安全と、取引を円滑に運ぶことを目的としています。では登記はどのような内容になっているでしょうか。
これが登記記録の登記事項証明書の例です(出典:法務省 > … > 不動産登記の登記事項証明書等の様式が変更されます!)。
登記記録とは、1筆の土地または1個の建物ごとに作成されている登記事項の記録です。
登記記録は、表題部と権利部に分かれています。
表題部には不動産を特定するための情報が記録されています。
土地であれば、所在、地番、地目、地積などが記録されていて、これで土地を特定します。地番がわかっても実際の土地に地番の看板が掛かっているわけではありませんので、どこそこの何番地の〇〇㎡の宅地ということで土地を区別します。
権利部には表題部で特定した不動産にどのような権利があるかが記録されています。権利部には所有権について(甲区)と所有権以外の権利について(乙区)があります。これで所有者は誰か、抵当権などの権利が設定されているかどうかがわかります。
土地を購入しようというような場合、現地の土地を登記記録と照らし合わせて調査し、誰の所有なのか抵当権などの権利が設定されているか、また差押えなどがされていないかを確認することが大切です。
登記記録は、土地を管轄する法務局で登記事項証明書を取得することができます。
なお、大田市を管轄する法務局は下記のとおりです。
松江地方法務局出雲支局 〒693-0028 島根県出雲市塩冶善行町13番地3
また、インターネットでも見ることができます。
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