印鑑を納得して押していただきたい

photo credit: Beverly & Pack via photopin cc
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昨日は、現在進行中の分筆登記のため、お隣の方に境界確認書への押印に伺いましたがご本人が不在で、おばあさんから
「田んぼに出かけてまだ帰ってないだけど、昼食には戻るはずだから」
とのことでしたので、お茶の飲みながら雑談しておりましたが、結局、戻って来られず、田植え時期でもあり時間も取れないでしょうから後日伺うといって辞去しました。

私たちは業務の関係上、たくさんの書類に印鑑を押していただきます。

手続きを依頼したらたくさん書類を持ってこられてハンコを押したが、なんのために押したか覚えていない。

と、以前話を聞いたことがあり、一般のかたにとってはわかりにくいものなのだなと思いました。

それぞれの書類にはそれぞれの意味があって、印鑑を押されたことによって効力が発生します。
例えば、分筆登記であれば依頼者の方に委任状に印鑑を押していただきますし、隣接の方に印鑑を押していただく境界確認書は、
・紛争がないこと
・隣地の侵害がないこと
を証明する効力があります。

納得することが大切

このように、なんのために印鑑を押す必要があるのかを納得しておいていただきたいのです。
境界線を確認する境界確認書についても、伺って確認していただく図面を見ていただきながら、ていねいにできるだけわかりやすく説明して納得のうえで印鑑を押していただくことが、将来にわたって境界の安定につながると考えています。

境界確認書

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